プロフィール
Elgato Stream Deck +は、キーの格子だけでは足りない人向けのStream Deckです。8つのLCDキーの下に細いタッチストリップと金属ダイヤル4つ。VTuberはこれをマイク、ゲーム、Discord、ヘッドホンのレベルやKey Lightの明るさに使い、VTube Studioから途中で抜けずに回せます。
マウスで複数ソースや照明を混ぜているならPlusを買ってください。表情とシーンのキーだけなら見送り。それはMK.2です。
バーチャル配信者がダイヤルを欲しがる理由
Live2D雑談は手が忙しい。表情切り替え、OBS Studioのレイドシーン、ボイスチャットがトラッカーマイクを潰さないようにする作業が同時に来ます。キーは二値操作(ミュート、表情3、BRBシーン)向き。ダイヤルは連続作業—Wave Linkのフェーダー、カメラズーム、照明色温度—向きです。カメラ目線を保ったまま、OBSの小さいミキサーをマウスで探すよりツイストのほうが速い。配信中にマウスをアバターの横へ持っていくと、トラッキングが手を顔と誤認することもある。ダイヤルなら視線と顔の位置をほぼ固定したまま音量だけ変えられます。
タッチストリップは一目で分かるメーターであり、ページ送りのスワイプ面でもあります。第二のStream Deckではなく、はみ出し用と考えてください。ストリップに「今どのソースか」が出ていないと、ダイヤルを回したあとでゲーム音を誤って上げがちです。
VTuberデスクでのPlusとMK.2
Stream Deck MK.2は15キーでアナログ操作はほぼありません。Plusは8キーにアナログ操作が付きます。オーバーレイに表情トグルが十個あるならMK.2がその格子を埋めます。すでに小さいパッドがあり、混ぜる作業がボトルネックなら—あるいはミニ制作サーフェスが欲しいなら—ノブ付きのPlusです。
どちらもモデルは作りません。ライセンス済みアバターとソフトウェアハブのトラッカーが別途必要です。Plusを先に買ってキー不足で困るより、表情が多いならMK.2、ミックスが多いならPlus、と用途で分けるほうが二度買いしにくいです。
実際にデビューまで届くセット順
Stream Deckアプリを入れてUSB-Cを挿す。VTuberプロファイルを作る。トラッカーホットキー、OBSシーン、Discord/ミュートをフォルダ分け。4つのダイヤルはWave Link(またはインターフェース)に置き、タッチストリップが今いじっているソースを出すようにする。アイコン飾りはその後。何もしない綺麗なキーは配信の無駄です。初回はテンプレートを丸コピーせず、自分のシーン名に合わせて作り直してください。他人のプロファイルはキー数が合ってもホットキーが衝突します。
Wave Linkとの現実的な割り当て
VTuber机ではダイヤル1を自分の声、2をゲーム、3をDiscord、4をヘッドホンに置く人が多いです。タッチストリップは今いじっているチャンネルの名前とメーター用。キー側はフォルダで「表情」「OBS」「照明」に分け、Plusの8キーを全部フラットに並べない。フラット配置はデビュー翌週に必ず溢れます。
プラグインはOBSとWave Linkだけで十分初日は足ります。PhotoshopやDAW用の巨大プロファイルは、実際に編集配信を始めてからでいい。Smart Profilesは便利ですが、トラッカーとOBSを同時に前面に出すVTuberには誤切替が起きやすいので、最初は手動プロファイルのほうが事故が少ないです。Discordやブラウザが前面に来た瞬間に別レイアウトへ飛ぶと、ミュートキーが消えて見えます。配信用プロファイルをピン留めするか、アプリ連動を切って固定してください。
限界
8キーはすぐ埋まります。初日に二台目を買わず、フォルダとページで増やしてください。Plusは悪いUSBマイクも暗い顔のトラッキングも直しません。Shure MV6やMV7+のようなダイナミックと、既に信頼しているトラッカーと組んでください。ケーブルはUSB-C長めを机の裏に回し、ウェブカム三脚を引っ張らないこと。XLR Dockはマイク経路をデッキの後ろにまとめたい人向けの別アクセサリで、必須ではありません。配信中にダイヤルを押し込みすぎて別アクションに切り替わる事故もあるので、Dial Stackは慣れてから足してください。キーのアイコンは配信テーマに合わせすぎず、まず機能が読めることを優先。テーマ替えはプロファイルが安定してからで十分です。コラボ相手の声を急に上げたくなったら、ダイヤルの割り当てをその場で変えず、あらかじめ「ゲスト」用の4本目を空けておくほうが安全です。配信後にWave Linkのメーターが振り切れていたら、翌日ダイヤル感度を一段落とす。初日から最大感度にすると、誤って触れただけで音が飛びます。ゲストが来ない日は4本目を「待機BGM」にしてもよく、空ダイヤルのまま放置しないほうが誤操作は減ります。ゲスト枠が無い週はBGM用にして、無反応のノブを机の手前に残さないでください。触れてすぐ音が飛ぶより、割り当て済みのほうが安全です。